2018年12月15日
レシピ 加工品ご飯のお供に♪こだわりの手づくり海苔佃煮!〜前編〜
漁師こだわりのり佃煮
気仙沼でも海苔の養殖?
気仙沼の階上地区では平成の初め、海苔の養殖をしていました。
階上地区の石灰岩の岩場が続く岬で三陸復興国立公園に指定されている「岩井崎」
この岩井崎の波が穏やかな場所で海苔は養殖されておりました。
市場に出回るほど生産量はなく、地元のスーパーなどで販売されるほどでした。
地場のものは地場で
塩蔵わかめ中心の当社でしたが、地場で海苔の養殖をしていることから、社長が「地場のものを地場で加工し、地場の魅力を発信しよう。」から始まった地場の海苔を使った加工食品の製造。
階上地区で養殖されていたのは「黒海苔」「ひとえぐさ」の2種類でした。
目をつけたのは「ひとえぐさ」
ひとえぐさは磯の香りが強いのが特徴で、汁物や佃煮にむいています。
そこで、老若男女に人気で一日の始まりの朝食にぴったりの「のり佃煮」の製造を開始しました。
原料は地場のもの、そしてベースとなるタレにもこだわり、気仙沼の地元民なら誰もが知っている「うま造り」これをふんだんに使って製造しようとなりました。
「うま造り」は気仙沼の醤油会社が製造する浅漬けの素です。お浸し・煮物・和え物など何にでも合う後味ピリ辛の浅漬けの素です。
試行錯誤を繰り返し製作しておりましたが。
やはり原料が市場に出回るほどの生産量はなく、止むを得ず地場の原料は諦めてしまいました。
それから数年後、階上地区での海苔の養殖も生産者が減少し後に生産量ゼロへ。
次回へ続く