2019年02月13日
お知らせ わかめ三陸塩蔵わかめ入札スタート!
去年より10日遅く…
2月に入りいよいよ「三陸塩蔵わかめ」の入札がスタートしました。
海水温の上昇でわかめの生育が悪く、去年より10日遅いスタートになりました。
三陸塩蔵わかめの入札は大きく分けて宮城県と岩手県で行われます。
宮城県は三陸塩蔵わかめ入札の先駆け、5月初めまで合計10回の入札が行われます。
この10回で各業者さんは1年間販売するわかめを仕入れます。
本日は宮城県第1回目、宮城県の各沿岸の気仙沼・大島・松岩・大谷・本吉・歌津・名足・志津川から合計4274箱(1箱15kg入)約64tが集まりました。
気になる品質は?
今年は例年に無い程、わかめの生育が悪いといわれております。
原因は海水温の上昇・雨や雪が少ない、などが挙げられます。
また、冬に発生する低気圧が今年はあまり発生していないため、海が荒れず海水の循環が悪く、海水温の上昇と重なりプランクトンが異常に発生、わかめに付着し「わかめに黄色い斑点が出来る」などの品質への影響もあります。
生産者さんも業者さんも期待と不安を抱きながらの第1回目の入札。
このように各浜ごとにズラーっと塩蔵わかめが等級ごとに見本が並べられます。
並べられた塩蔵わかめを業者さんが「色」「葉質」「香り」「葉揃い」「艶」などを品定めしていきます。
こちらは塩蔵わかめ葉は葉でも「元葉」と呼ばれるわかめの一番若い葉の部分にあたるところです。
元葉は本葉よりも若い(生えたて)ため、柔らかさが特徴です。
この元葉わかめも近年人気があり価格も毎年上昇傾向にあります。
こちらはわかめの「茎」の部分ですね。
以前のブログでもご紹介しました「シャキッ!」とした歯ごたえが特徴のわかめの「芯」の部分です。
(裏ワザ!茎わかめを簡単調理で気持ちよ〜く!食べやす〜く!)
第1回目、今回の入札は全体的に色目は良かったです。
しかし、心配されていた「わかめの黄色い斑点」が付いたわかめが目立っておりました。
葉の厚さはまだ1回目なのでそこまで暑くなく、柔らかさが特徴的なわかめが多い印象でした。
入札の値段は…
気になる値段は、去年の第1回目よりも高値で取引されました。
去年よりも約1.1倍ほど高値でした。
生産者さんにとってはいいスタートになった結果でした。
当社もこれから本格的にスタートしますので、今後とも何卒よろしくお願いいたします。
当社も新物塩蔵わかめが入荷次第発信したいと思います!